草書をペン字で書く機会は古典の和歌か俳句ぐらいですが
検定の理論問題では不可欠ですので、ちょっと整理しておこうと思います。
先ずは読めないことには始まりません。
が、とにかく紛らわしい。
偏などは一本線だらけで何偏か区別つかない。
でも逆に言えば偏さえ推察できれば結構字を絞り込めるんで
区別しづらいややこしい偏をまとめてみます。
1のさんずい偏はペン字では点のついた2画のバージョンが多いですが
書道では一本線もけっこう見られます。
ごんべんは2のほうが一般的。
3の「郎」「改」の偏と次の4の「即」の偏は本当に紛らわしい。
5は下の方がゴチャゴチャしてますが類似形で載せた字は微妙な違いを覚えておけば字数はそれほど多くないので区別できます。
それは次の6、8も同じ。でも6が一番ややこしいかも。
12の3つ目は見つかったの「邪」だけ。旁の画数が多い場合は
バランス上あんまり省略されないようです。
こんなところですかね。
では上の偏を使った字を書いてみます。
書道ではよく書く草書としてはけっこうメジャーな字です。
読めますか?
答えは下の方に書いときます。
読めなかった人は次回
旁編で。
こ
た
え
は
後、陽、紅、詩、謝、純、徐、残
転、臨、路、報、話、軽、郎、師
即、移、判、致、務、彩、能、体(體)