前回までの話
組が消滅し便利屋を始めた剣次は借金の取り立てに出向き、留守宅に催促の張り紙をした。ところがその文字が朱文字で添削されてしまい、ナメられた剣次は文句つけられない字を書いてやろうと決意。しかし今度は添削代を要求され激怒した剣次は玄関の角を殴りつけ骨折してしまう。これを機会にやめる決意をしたはずだったが、書けない状態が逆に文字への興味を掻き立てることに…



中国語の勉強を始めて思うのは、こんなに同じ言葉が多いの?って事。
日清戦争後、中国からの留学生によって逆輸入された日本語も多いようで、こんなものまで共通?って驚く。
生活に密着した言葉は従来からの中国独自のものが目立ちますが、社会や経済、政治など近代的な用語は共通のものが多いですね。
その一部を書いてみました。
まずは簡体字で表記されて、見た目は日本語とは別に見えるもの。
簡体字を読む練習にもなるので復習のつもりで読んでみてください。

左上から右へ
親切、権利、任務、時間
歴史、電話、公園、認識
機会、開始、芸術、太陽
交際、季節、過去、発車
雑誌、運動、夫婦、関係
広告、掃除、産業、環境
経験、銀行、風景、様子
観光、優秀、進歩、練習
过去(過去)は行くという意味の動詞で見る機会の方が多いし、认识(認識)は知ってるという動詞で使われる事の方が多いでしょう。
中国語で動詞や形容詞として使われている言葉も日本語では熟語になると名詞化してしまう上、電話機も電話で通っちゃうなど日本語はあいまい。
さらに漢字しかない中国語は一文字が表す意味が幅広く、単語も複数の意味を持つものが多い。
だから共通とは言ったものの実際はニュアンスの違いが存在して、翻訳アプリでも別の言葉が表示されたりする。
意味まできっちり一致しているわけじゃないってことを理解しておいてください。

奪取、消滅、訂正、態度
長寿、豊富、評価、農業
沈黙、階級、後悔、鉛筆
決戦、絶望、保護、傑出
軍隊、審査、範囲、啓発
賄賂、誤解、影響、憲法
推薦、地獄、週末、観衆
陳列、連続、基礎、服従
習慣、譲歩、討論、偉大
欠点、報道、準備、故郷
結婚、離婚、競争、危険
楽器、加熱、皮膚、倉庫
治療、衛生、録音、適用
収穫、直線、技術、復興
種類、伝記、補給、職業
厳格、停車、攻撃、選択
習慣は慣れるという動詞で見ることが多いと思う。

神経、神聖、無恥、確実
積極、翻訳、災害、会議
願望、常識、謙遜、操縦
懸念、創造、窓口、弁護
鑑賞、風刺、感謝、犠牲
歓迎、動物園、殺虫剤
講座、図書館、乗務員
転換、化粧品、理髪店
追記
金偏や食偏の書き方で二画めを右下がりの山かんむり型に書いたのですが、二画めは横画のようです。
参考にした中国人の先生の書き癖かと思ってたのですが、活字のフォントでも横画になってるので、そっちが正しいと思います。
続いて日本語と同じ字形の単語
ここは行書で
厳密に言うと「望」は上で見たように「月」の縦画が中国語は曲がってない。日本語のフォントは曲線に。書き文字でも曲げて書いてるよね (時々テレビのテロップ字で中国語型になってるフォントを見かけるけど) 行書だと中国語でも曲げて書いてるようなので、これは一緒にしておきます。
家庭は中国語だと家族のニュアンス。
家族を指す言葉はいろいろあって、家庭は基本的に親と子で、一緒に住む親族等は含まないという記述を見た事があるけど確かなことはわからない。

これらはほんの一部 俄然中国語が身近になったでしょう?
これを機会についでに始めてみませんか?
見た目は殆ど同じで問題なく読めるけど、書く時は注意が必要な字を集めてみました。
日本の字に対応する中国の字は、旧字体や書写体として日本でも使われている字が多いんで何か逆にややこしい。
日本の常用字では縦横交差する点で止まっている線が、止まらず突き抜けている字のグループ。
旧字や書写体で見るものが多い。縦線は突き抜けるのが本来の形だったんでしょうね。
逆に突き抜けない字。
横線の場合が多い。「汚」「画」は分離型に入れた方が分かり易いかも
「画」は日本型の突き抜けた字も中国人のSNSなどネットではよく見かける。
「圧」は省略型だけど、点が付いた形は日本では旧字体。
だから常用字じゃない「嗅」には点がついてる。

上下がくっついた字は突き抜ける、横の二画が繋がった字は次の続けるでもよかった。
行書風に二つの線を続け字にした形。
「以」は中国は四画で、日本は五画。「比」のように日本の印刷字で二画の左偏を三画のように表現されるケースがあるけど、これは確かに五画。
「兎」は日本の字でも続けて書かれてる。違いは上部の形なので、このグループではないんだけど「免」のついでに。
「母」は点を繋げないで、しっかり点々で書くって事だね。
「査」は今までと逆パターンで、間違い易い。
後ろの二つが一画多い。
「歩」は続けるでも「宮」は分離でもよかったけど
勘違いして欲しくないのは、さんずいが、全部にすいになるってことでは無いですから
さんずいの字と比べたら、にすいの字はほんの少し。
「冷」「治」などはそれぞれ三ずい二すいの字が別字であります。
これらは部首で使われる時も同パターンなので、他にもたくさんあります。
大半「反」が使われてる字ですね「阪」などもそう
「所」の「戸」は点じゃなくて左払いなんだね。
これらはそのまんま日本の旧字体。「修」は書写体。
旧字体の勉強も検定試験以外に役に立つことあったね。
最後は、いつものように残り物を丸覚え。
「骨」の小さい四角が右か左かの違いは「過」などにも当てはまる。
「巻」については、常用字じゃない「倦」などには中国型の旧字的書き方が残ってる。常用字は「圏」のように「己」の形。
今回から拼音も追加。
日本の音読みの発音にちょっと近いことや、旁が同じだと発音も同じものが多いことがわかると思う。
これらを頭に入れて次からは単語。
この季節の風物詩となってまいりました内職の年賀状書き
依頼者に見せるサンプルスケッチです。
黒文字はすべてスタンダードなぺんてるFL2L中字を使用。
紙もフツーのコピー紙です。

顔彩で着彩 インクが滲むので本番では絵は顔料インクか墨汁を使う。

金色の字はご存知ぺんてる筆 金の穂


時節柄 マスク付けてみました。絵は顔料インク。

「す」を寿で書いてる書家の作品を見てマネてみました。
赤線はアートブラッシュのRED
