見た目は殆ど同じで問題なく読めるけど、書く時は注意が必要な字を集めてみました。
日本の字に対応する中国の字は、旧字体や書写体として日本でも使われている字が多いんで何か逆にややこしい。
突き抜ける
日本の常用字では縦横交差する点で止まっている線が、止まらず突き抜けている字のグループ。
旧字や書写体で見るものが多い。縦線は突き抜けるのが本来の形だったんでしょうね。
突き抜けない
逆に突き抜けない字。
横線の場合が多い。「汚」「画」は分離型に入れた方が分かり易いかも
「画」は日本型の突き抜けた字も中国人のSNSなどネットではよく見かける。
点がつく
「圧」は省略型だけど、点が付いた形は日本では旧字体。
だから常用字じゃない「嗅」には点がついてる。
繋がる
上下がくっついた字は突き抜ける、横の二画が繋がった字は次の続けるでもよかった。
続ける
行書風に二つの線を続け字にした形。
「以」は中国は四画で、日本は五画。「比」のように日本の印刷字で二画の左偏を三画のように表現されるケースがあるけど、これは確かに五画。
「兎」は日本の字でも続けて書かれてる。違いは上部の形なので、このグループではないんだけど「免」のついでに。
分離する
「母」は点を繋げないで、しっかり点々で書くって事だね。
「査」は今までと逆パターンで、間違い易い。
一画少ない or 多い
後ろの二つが一画多い。
「歩」は続けるでも「宮」は分離でもよかったけど
勘違いして欲しくないのは、さんずいが、全部にすいになるってことでは無いですから
さんずいの字と比べたら、にすいの字はほんの少し。
「冷」「治」などはそれぞれ三ずい二すいの字が別字であります。
横線が点に
これらは部首で使われる時も同パターンなので、他にもたくさんあります。
横線が左払いに
大半「反」が使われてる字ですね「阪」などもそう
「所」の「戸」は点じゃなくて左払いなんだね。
旧字体型
これらはそのまんま日本の旧字体。「修」は書写体。
旧字体の勉強も検定試験以外に役に立つことあったね。
その他 丸覚え型
最後は、いつものように残り物を丸覚え。
「骨」の小さい四角が右か左かの違いは「過」などにも当てはまる。
「巻」については、常用字じゃない「倦」などには中国型の旧字的書き方が残ってる。常用字は「圏」のように「己」の形。
今回から拼音も追加。
日本の音読みの発音にちょっと近いことや、旁が同じだと発音も同じものが多いことがわかると思う。
これらを頭に入れて次からは単語。