五段への道 最終回 短歌攻略?散らしで突破。

五段に昇段しました。

今回は7、8月に時間が取れなかったんで厳しいと思ってたんですけど・・・

ほとんど短歌対策に時間をかけてたので他の3つはほぼ現状維持。

だから、短歌が決め手だったんでしょう。

楷書横書き 夏目漱石「草枕」

ペン字 横楷書 夏目漱石

uni-ball SigNo RT1 0.5

お礼状 書体自由

ペン字 お礼ハガキ

uni-ball SigNo RT1 0.38

漢詩七言絶句「山行」杜牧 書体自由

ペン字 漢詩 山行

uni-ball SigNo RT1 0.5

↑この3つは、前回と大差ないと思います。

前回の失敗は短歌が原因・・・
というのを確認したくて特別工夫をしませんでした。

で、問題の短歌。

過去記事でもいろいろ書きましたが、散らし書きを中心に練習したので
せっかくなんでダメ元で散らしで勝負しました。

短歌 行書 北原白秋

ペン字 短歌 散らし書き

pilot ペン字練習用万年筆

2行書きで挑戦して下手に昇段してしまうと
散らし書きで厳格なチェックを受ける機会が
もう無くなってしまうと思いチャレンジしました。

短歌なので草仮名はなるべく使わず、漢字もほぼそのままに。

昇段できて良かったですが出来はよくわかりません。

昇段すると思ってなかったんで練習はずっと続けてて
実は今、もう少し上達してるんでちょっと残念な気もするんですが
さすがに同じ文ばかりで飽きたんで別な物書けるのは嬉しい。

で、 NHK学園の検定に関しては来年師範試験ということになりますが

2万円かあ…

一応、小論文の準備は指導方法の整理にもなるのでやっとくつもりですが
受けるかどうかは懐具合を見て判断いたします。

漢字行書 隙間を作って大きさを出す。

図書館で見つけたこの本↓

悪筆が3時間で直る本の表紙

悪筆のサンプルは極端な例が多いので初級者向きの内容なんですけど

漢字行書の手本がいい、その上1900字以上も載ってる。

今使ってる和田康子手本「くらしのつづけ字」は字数が少ないんで、市販されてる行書の和田本を探そうかと思ってたところいいの見つけました。

和田先生の引き締まった精緻な美しさとはまた違った魅力があって
おおらかで伸びやか。文字が大きく見える。

人間性の発露か、カナはもちろん漢字さえ
強張って柔らかさと伸びやかさを欠くのが我が文字の欠点で
何とかしたいと思ってたんですよ。

で、さっそく真似て書いてみました。

ペン字漢字行書手本

ペン字漢字行書手本

ペン字漢字行書手本

縦画にポイントのある文字の練習用です。

癖ってのは厄介。

そもそも行書は点画が続くので手本見ながら書くの難しいんですが

書き写すように書いても、伸びやかさがなくなり窮屈な感じになる。

直していくと大きく見えてる秘密がチョット見えてきた。

まず字中に空間を取ってる。

パーツの「口」「日」「目」などが大きめに書かれてる

→自分の場合これが小さい、一画目が背勢で内に切り込むように書く癖があって幅が狭くなる。

その中に横画などが入るとき短くして隙間を空けて右側に白いスペースを作ってる。

→自分の字はここで隙間が潰れて窮屈になってる。

とにかく一字中に隙間が多い。間隔を意識的に取ってることがゆったりした印象に繋がってる。

横画にポイントのある字も見とこう。

ペン字漢字行書手本

ペン字漢字行書手本

赤の仕切り線以降が横画の練習用文字です。

ポイントは右上がりの角度ということなんですが

遠近法的に左が奥、右が手前のパース取ってて左側は抑え気味、右側は転折でも向勢の丸みのあるラインでスペース取ってゆったりとした書き方になってます。文字が立体的。

まあ書道ではこういうことやってんですけどね。

ペン字だと線の肥痩がないので、意識しなくなりますがペン字も同じ。

今回のまとめ

ペン字漢字行書のコツ 願

基本的に左は締めて右側ゆったりですね。

まだ始めたばかりですが、1900字あるんで
何とか赤が少なくなるよう頑張りたい。

 

五段への道 5.恒例?一回目の失敗。

まずは予想どおり昇段失敗。

楷書横書き 夏目漱石「草枕」

夏目漱石「草枕」ペン字

uniball Signo RT1  0.5

個々の字を見ると修正すべき所だらけで
わかってんだけど書けない。

 

お礼状 書体自由

ペン字 お礼状

SALASA CLIP 0.4

まだまだ連綿も不慣れで何とか一所懸命書いてます・・・って感じです。
急には変わらない。

 

漢詩七言絶句「山行」杜牧 書体自由

ペン字 漢詩 山行

uniball Signo RT1  0.5

ちょっと窮屈やったね 行間をもう少し開けようかと思います。

横線の角度が不揃いで並びもガタガタ。

こう見ると創作姿勢が今回かなり甘かった。

ま でもこの3つはブラッシュアップで何とかなると思うんですが

問題はやっぱり短歌。

短歌 行書 北原白秋

ペン字 短歌 北原白秋

pilot   ペン字練習用万年筆

結局4行で行っちゃったんだけどね。

平板。 4行が同じ調子なんでメリハリがない。
そもそも情感の希薄な字なんでね。

やっぱり2行にすっかな

昇段した人は今回も2行でした。
奇をてらわず普通に書かれてたように思いますが
自分の場合 普通に書くと行書文と変わらないんッスよね。

今回も3人5段昇段者が出てました。

で 合格レベルがどのくらいか見えてきた。

正直 ちょっと厳しいぞ
とくに仮名は書き方のバリエーションが必要。
高野切の臨書とかやってみようかと思ってます。

よれてんじゃね〜ぞ 横画特訓。

Sis.Angerばかり聴いてたんで
こんなタイトルになりました。

よれるんすよねえ    横画。

田中鳴舟「みるみる字が上手くなる本」によりますと
線が震えるのは慎重になりすぎ、ペンを楽に持って思い切りよく・・・
らしいんですが

手の固定位置が悪いのか右側がつまってよれる気がします。

書く位置を右にずらして親指で押し出すようにすると書きやすくなるんですが
視野がずれるので形を掴みにくくなる。

書いてコツをつかんでいくしかないかと
石川芳雲「ポケットペン字字典」から横画の多い文字を拾ってみました。

まずウォームアップ

ペン字 横画

1.8cmマスに平行線 0.5のボールペンで23,4本が限界。

ペン字 横画 漢字

ペン字 横画 漢字

このサイズだと 目立ちませんが 1cmマスだと

ペン字 横画 漢字

横はよれよれ 縦までよれる。

こんな小さい字書けるか〜〜っても、実用ではこのサイズが基本ですからねえ。

楷書は、それほど用途がないのが救い?ですが厳しい現実を突き付けられました。

五段への道 1.漢詩 七言絶句

漢詩 杜牧「山行」書体自由

まずは漢字の課題から

これは和歌の時に書いてますけど
この本にまるまる出てます。

金久保雲渓「実用ペン字入門」

真似て書いてみました。

杜牧「山行」ペン字

これを参考に

レイアウトは間隔22X24mmでとりあえずやってみました。

img452

楷書 uni-ball SigNo RT1

杜牧「山行」ペン字

行書 sarasa clip 0.5

杜牧「山行」ペン字

提出は行書でいくつもりなんですけど
練習のため楷書も書いています。

書体は自由なので楷、行こだわらずその中間でもいいわけで
これから、いろいろ試行したいと思います。