前回の話
組が消滅し便利屋を始めた剣次(まだ劇中では名前を呼ばれてない)は借金の取り立てに出向き、留守宅に催促の張り紙をした。ところがその文字が朱文字で添削されてしまい、ナメられた剣次は文句つけられない字を書いてやろうと決意した。
後半へつづく
今年から近所の人に筆ペンを教え始めたので時間がなくて長らく更新ができませんでしたが、DAISOで見つけた般若心経練習帳が意外と良かったので買って書いてみました。
時間ないので一発勝負です。
BSの「男はつらいよ」見ながら時間中に書けたので1時間半程度。
一行17字だそうで、最初は大きさを掴めず下が詰まった。
薄い罫線が引かれてんですがスキャンでとんだ。
慣れてきたと思ったら、最後のところは18字あった。
ボールペンもやっとく。
ボールペン字は部分別の手本はあるんですが、一覧手本がなかったので経文を書き損じて、これは2作目。
般若心経を覚えてないと失敗しやすい。
また最後、スペース足りず。
今後、写経習いたい人の教材に使えそうなんで
もうちょっとマシになるよう練習します。
ペン字を学んで無くても字の上手い人は多いですが、この人はちゃんと勉強してるなと見分けるポイントになるのが、カンムリの書き方だと思ってんですよ。
明朝体でもそうなってますし、今更なにをと思うかもしれませんが
意外とこう書いてる人多いです。↓
「家」はちょっと開き気味に書いてしまいましたが、下パーツを挟むようにしめちゃうんですよ。かくいう私も「栄」はペン字始めるまで、ずっとこう書いてました。
そもそも「栄」がカンムリに「木」で出来てるという認識がなかった。中央部は横長の四角だと思ってた。
毛筆では、特に古典ではこう書くこともありますからね。
でもペン字の手本でこんな風に書いてるのは(断言はできないですが)まあ無いでしょうね。手元の手本でもこんな感じです。
ウカンムリ
その他のカンムリでも
途中でパーツとして使われても
ポケット ペン字字典の石川先生はまっすぐに近いんですが 他の手本では左側を開いてスペース作ってます。
前にも言いましたが、スペースができると大らかな印象になる。
締めるとシルエットが鋭角的でキツい感じになって、気のせいか心まで閉ざしてるように見えてしまう。
心もカンムリも大らかに開いちゃいましょう。
もう一つ
カンムリでは無いですが、同様にずっと書いてたのが「市」など。
これは開くというより、真っ直ぐっぽく書くことが多いようです。
引っ越しで2ヶ月まともに字書かなかったんでヨレヨレでした。
続けてやらないとダメだと再認識。
こっちのほうはしっかり締めていきます。
石川芳雲「ポケット ペン字字典」を元に非・常用漢字を書きます。
2003年版なんで、後に常用に追加された漢字や人名字も含まれます。
「挨拶」「偲」「凛」「於」「嬉」「俺」「宛」
「羨」「頃」「誰」「凄」「訃」「頓」は追加字
「聰」「毅」「暢」「艶」は人名字
「颯」「燦」「萎」「鬱」「摯」「痩」「妖」「弄」「畏」は追加。
まだ この辺は書いたことのある字が多い。
「凱」「貌」「彙」「拭」は追加字。
「蔽」「詮」「蔑」「苛」「崖」「頓」は追加。
こうなってくると、さすがに活字でしか見たことのない字が多い。
今、初めて書いた字も少なくない。
「梗」「脊」「捻」「瘍」「咽」追加
「箋」(追加)はうまく書けたことがない。
「怨」「袈裟」「檀」は追加字。
この二系は非・常用字の巣ですな。
面倒なので書かないですが、ここは追加字や人名字だらけ。
↓ちゃんと知りたい人は調べて
https://joyokanji.info/list.html?add&prev
「萌」は人名字
「狙う」(追加)は最初から常用じゃないんだね。
ペン字字典にのってない字もあります。
手書きのサンプルがあまり無いんで書くこと少ないんですが
やってみて改めて世の中、非・常用字だらけだなと再認識しました。
ここにあるのは、ほんの一部です。
これやったら非・常用字が気になりだして、気が付くたび確認してしまう。
「曖昧」「稽」「賄賂」「鍵」「捻」「醒」は追加。
「攣」は活字だと鍋蓋ないですが、ペン字字典では付いてたので書いときました。
参考資料の年代などで多少、内容にバラつきがある。
2004年版「常用漢字の六体」に出てる追加字(平成2年の追加答申)の「颯」は今
文化庁の一覧 にも出てない。
追記
「颯」人名用漢字の方で発見。人名用めちゃくちゃ多い。
下の「掬」も人名用。
ここは大半、初めて書いた字。
実際に手書きしたことない言葉って多いもんだな〜
「暗澹」は上で一度書いてました。
赤丸のついた字はペン字字典にも出てない。
「隙間」は活字では「小」だけどペン字字典では「少」。
「慇懃」は潰れて読めず、漢字筆順サイトでやっと確認。
「膠着」は上で書いてた。
「醍醐」は勿論人名字。意外や「蹄」も人名字。
手本ない字はパーツのバランスがわかんないね。
参考教材で谷蒼涯著「はじめての小筆字」を使います。
毛筆用だけど、クセがなくて整ったいい手本なので。
表紙の文字だけ見ても美しいでしょ?
普通にスーパーで売ってる、ぺんてるの中字 FL2Lを使用。
腰のバネが強いんでコントロールが大変。
左払いと最後のハネのところが太く、大きくなってしまう。
柔らかさがないんで、かなには向かない。
字の間隔詰めてます。
見づらくなるんで細かいところは修正してません。
ここで注文してた くれ竹 美文字 完美王(極細)が届いたので交代。
ちょびっと高い(ネットで440円ほど)
あんまり変わらないねえ
確かに腰が柔らかくて滑らかなんだけど、墨量コントロールできない。
筆先は細いのにちょっと筆圧かかっただけで太くなる。
細い線出すのはこっちのほうが難しいかも。
使って墨が減ってくれば、もう少し使いやすくなるかもしれないけど。
智也、直也、聖也、和也、裕也、卓也
どんだけ「也」が好きなんだ? 谷先生。
申し遅れましたが擦って汚さないよう左から書いています。
う〜〜〜ん 力入れて書けない。
逆筆で突いて入筆したい時にエッジがぬるい。
かなは完美王のほうが書きやすいけど、もうちょっと腰が欲しい。
文向きかなとも思えるので書いてみる。
どうかな〜〜〜? やっぱりもうちょっと腰が欲しい。
まあ慣れてないせいかもしれないんでしばらく使って様子みます。