四段への道 最終回 突破‼︎ 行書の改善が功を奏す。

おかげさまで四段昇段できました。
もう少しかかると思ってたので、何より検定料が2回分で済んだのがうれしい。

楷書課題 横書き 堀辰雄「美しい村」

NHKペン字検定 ほ

ボールペン uni-ball SigNo RT1

今回はずっと行書の修正ばかりに時間割いてて
楷書の課題をいざ書こうと思ったらなかなか上手くいかず
締め切り前に結構あせりました。
何とか書けたものの提出後パソコンに取り込んだコレを見たら
ほとんど前回から進化してないというか、むしろ劣化して見え
こりゃやばいかもとサボったの後悔してたんですが
結果的にこれが掲載になったんでそれ程悪くはなかったんでしょう。

となると行書の出来が不安になるんですが

行書課題 徒然草

NHKペン字検定 徒然草

う〜〜〜〜〜〜ん この時は結構書けたつもりでいたんですが
今見ると いまひとつ まあ目が成長したということにしましょう。

和歌課題 源実朝

NHKペン字検定 和歌

これは前記事で書いたように、和歌が一番改善しました。

両方ともペンをpilotのペン字練習用万年筆に変えましたが
それだけでも随分印象が変わりました。

ま 今の力量はこんなもんです。

五段が思いやられますが、今回2人も昇段者が出てましたので
合格基準の目安ができてやり易くなりました。

次回から五段への道スタートします。

 

行書 かなの連綿(草仮名なし)

検定の行書課題用に仮名の連綿を集めてみました。

行書き(散らさない)で草仮名も使わないので
パターンは限られます。

和田康子手本 「くらしのつづけ字」 のテキストより

ペン字仮名連綿

実用 特に事務系で使うなら和田先生の整った字を選びたいところですが
文学 なかでも古典となると もうちょっと書道臭くてもいいのかなと

検定の過去問より 蓑輪東壽手本から抜き出し

ペン字仮名連綿 ペン字仮名連綿

さすがに手本になるだけあって癖がなくて真似やすい。
基本はこの感じでいいんでしょうね。

ちなみにちょっと癖のある(味のある)先生の手本

上条信山手本から真似る

ペン字仮名連綿

金久保雲渓手本から真似る

ペン字仮名連綿

草仮名なし 散らしなしだと ほぼこの程度
書風は違えど似たりよったりです。

「ま」「る」「も」で省略形が目立つ以外は特に難しい所もない。

連綿に死す とか大袈裟に言ってましたが
問題は連綿じゃなくて、行書の字本体なんだなあ とわかりました。

使用ボールペン uni-ball SigNo RT1 0.5

和歌の前に俳句を書く

四段課題の和歌に手こずってるので
まずは1行で書ける俳句の練習をやろうと

手本が少ないんですけど

手元にあった昔のNHKの検定誌から過去問を拾う

ペン字 俳句

 

すべて蓑輪東壽先生手本です。

もう一つ金久保雲渓「実用ペン字入門」から

金久保雲渓「実用ペン字入門」

ペン字 俳句 金久保雲渓

 

載ってた俳句を全部

ちなみにこの本たぶん絶版だと思いますが、結構重宝するので
古本で見つけたら買っておくことをお勧めします。

私は20円で買いました。

今後書くことになるであろう五段課題の杜牧の「山行」も
まるまる出てます。

すべて、つけぺんと思われますが
楷書は多少くせがあるものの行書はシャープでとてもいいです。

で 話は和歌に戻って
この感じで四段課題の和歌を書いてみます。

ペン字 和歌 源実朝

うん 前より随分伸びやかにはなりました。

和歌はこれをベースにブラッシュアップしていきます。

使用ペン pilot  ペン字学習用万年筆

 

四段への道 3. 轟沈1回目の挑戦

第1回目の4段挑戦 案の定 落ちました。

楷書課題 横書き 「美しい村」堀辰雄

uni-ball SigNo RT1 0.5

ペン字楷書 堀辰雄 美しい村

行書課題 徒然草

ZEBRA SARASA  CLIP 0.5

ペン字行書 徒然草

和歌課題 源 実朝

つけペン(スプーン) 墨汁

ペン字和歌

こうして見ても古典の二つが硬いし字小さい。

連綿が、とってつけたようで線が縮こまってます。

今回の検定では4段昇段の方がいらしたので
(大半落ちてるので昇段者0も珍しくない)
和歌の昇段作品を見ることができたのですが

1行目を「雲間より」までにして字を大きく書かれてて
とっても伸びやかです。参考になりました。

3段の和歌手本や、活字文にとらわれ過ぎてしまいましたが

それ以前に行書は学習不足です。

単体では結構書けるつもりでいたんですが
文章になると形が崩れます。
ましてや文学なんて本当に書く経験がないですからねえ

改めて甘かったことを思い知りました。

レイアウト云々より、まず行書と連綿をしっかり練習します。

 

四段への道 2.行書と和歌 古典をどう書く?

行書課題 徒然草&和歌課題 源実朝

ペン字 徒然草

ペン字 和歌

両方とも古典で行書基本なので、ひとまとめでやります。

とりあえず普段書いてる字でザッと書いてこんな感じです。
長さはまだバラバラです。

例によって集字。(漢字のみ)

ペン字 行書

徒然草は「事」「知」が3つ「人」「問」が2つと同じ字が繰り返し出て来る。
変化を出す必要があるでしょうね。

かなも「らん」とか「たる」とか実用の「です」「ます」の連綿とは違う。
ラスト二行に「らん」が並ぶので工夫必要。

2つとも課題文活字表記のままの配字です。
自由に変えていいんですが、結構考えられていて結局これが一番まとまる。

和歌の「る」が2行目にいくのも
切りがいいように1行目にもってくと2行目と分断されるんですよね。

「月」は同じ位置にならんでしまうので2行目はひらがなにしました。

とにかく古典を扱った参考作品が少なくて、どう書きゃいいの?という感じなんですが、未熟者が小賢しいことしても失敗するので、実用の続け字の延長で対処していこうと考えています。

ただパッと見てあまりにも線に躍動感がなくて、置いた感じなので
形が整ってきたらリズムがでるように調整したいと思います。