筆ペン練習〜お中元、お盆用 熨斗書き

のし袋、のし紙用筆ペン字

参考教材で谷蒼涯著「はじめての小筆字」を使います。

はじめての小筆字

毛筆用だけど、クセがなくて整ったいい手本なので。

表紙の文字だけ見ても美しいでしょ?

楷書

筆ペンのし文字

普通にスーパーで売ってる、ぺんてるの中字 FL2Lを使用。

腰のバネが強いんでコントロールが大変。

左払いと最後のハネのところが太く、大きくなってしまう。

行書

筆ペンのし文字

柔らかさがないんで、かなには向かない。

名前を書く

苗字

筆ペン名前

字の間隔詰めてます。

筆ペン名前

筆ペン名前

見づらくなるんで細かいところは修正してません。

ここで注文してた くれ竹 美文字 完美王(極細)が届いたので交代。

ちょびっと高い(ネットで440円ほど)

名前

筆ペン名前

あんまり変わらないねえ

確かに腰が柔らかくて滑らかなんだけど、墨量コントロールできない。

筆先は細いのにちょっと筆圧かかっただけで太くなる。
細い線出すのはこっちのほうが難しいかも。

使って墨が減ってくれば、もう少し使いやすくなるかもしれないけど。

筆ペン名前

智也、直也、聖也、和也、裕也、卓也

どんだけ「也」が好きなんだ? 谷先生。

申し遅れましたが擦って汚さないよう左から書いています。

筆ペン名前

う〜〜〜ん 力入れて書けない。

逆筆で突いて入筆したい時にエッジがぬるい。

筆ペン名前

かなは完美王のほうが書きやすいけど、もうちょっと腰が欲しい。

文向きかなとも思えるので書いてみる。

挨拶文

筆ペン挨拶文

どうかな〜〜〜? やっぱりもうちょっと腰が欲しい。

まあ慣れてないせいかもしれないんでしばらく使って様子みます。

 

 

公示地価表で住所を書こう。

毎年、新聞に載ってる公示地価表を住所の練習に使う。

ウォームアップ

例によって和田康子先生手本を使って都道府県市区名を楷、行書で。

都道府県名 ペン字

都道府県名 ペン字

一番地価の高い住所を書く

      楷書

住所 ペン字

       行書


住所 ペン字

    横書き

住所 ペン字

京都は長すぎて入らなかったので途中まで。

   筆ペン

住所 筆ペン

 

地価の一番高い所だと「中央」「本町」「駅前」などばかりで
あんまり面白くない。

なので書いてみたい字で選ぶ。

ペン字 住所

宛名じゃ北海道や兵庫は書かないでしょうけどね。

ペン字 住所 横書き

間違い 「棒」じゃなくて「榛原」でした。

面倒くさいから直さないけどね。

書く機会の多い東京の地名を書く

東京の地名

東京の地名

東京の地名

 

「田」が多いね それも上手く書けてない。

これから住所書くとき注意して「田」を書こう。

 

使用ボールペン uni-ballSigNo(RT1じゃない)替え芯UMR-85N 

漢字三体 硬筆書写検定短冊型

硬筆書写技能検定 漢字三体記述問題

時間取れない時に手頃なのが硬筆書写技能検定3級〜の
短冊型枠に熟語を5つ書く第2問の問題。

20分ぐらいで書けるんでちょっと時間が空いた時にいいんですが

なめてました。均等な配置が難しい!!

一応あたりつけて(縦19.3cmなので9.6cmぐらいを中央にして、そこから上下3.7cm間隔で5語の中心の目安を付ける。)揃えようとはしてみてるんですが
右列の字が右手の陰になって見えないのでどんどんずれていく。

草書は形に気を取られて大きさまで気が回らない。

ペン字漢字三体

ペン字漢字三体

ペン字漢字三体

「目標」の列だけが2級、あとはすべて1級。(2級は草書はない。準一級は草書はあるけど4語)

1級は旧字体が出題されてるようです。「殘」嫌い。
多少、上級のほうが字は難しいですね。

5語の組み合わせは出題のままです

同じ言葉が繰り返し出題されててかぶっちゃうんで、次は1〜3級から抜粋。

ペン字漢字三体

西村翠晃著「草書の覚え方ハンドブック」に同様の手本が出てたので抜粋。

崩し方はそのまま書きましたが書風はそれほど似せてません。
ペン字漢字三体

ペン字漢字三体

結局、楷書が一番難しい気がするのですが草書は手本見てますからね
検定では何も見れないんで、草書書けないと
第二問にしていきなり心折れるかも
そう考えると大事な問題です。20分もかけられないね。

 

 

 

活字じゃないのよペン字は〜プチ行書。

最近は活字でしか字を見ないと言っても過言じゃないんで
わからない字を調べても活字基準で字を書いてしまいがち

そこでペン字書く時に迷う例をいくつか挙げてみます。

短い横画の接合

先ずはNHK学園「基礎からのペン字レッスン」テキストから
蓑輪先生手本の都道府県名を真似て書いた文字を見てください。

都道府県 ペン字

いたってフツーの楷書手本ですが、実はこれペン字の手本としてはむしろ特殊なんですよね。

どうしてかといいますと短い横画がきちんと縦画に接合されてます。

同じ文字を別手本で集字してみます。

ちょっと雑ですが、説明用なんでご勘弁。

都道府県 ペン字

石川芳雲「ポケット ペン字字典」

都道府県 ペン字

狩田巻山「常用漢字の六体」

都道府県 ペン字

和田康子「ボールペン字実用練習帳」

ね ほとんど内部の横画 縦画にくっつかないで離れてるでしょう?

当然、活字では全部接合されているわけですが、そのまま書くと窮屈に見えるんで隙間を取って書くことが多いですよね。

NHKの場合は確信犯的に基礎をキチッと覚える目的でやってると思う。

テキストに作例で出てくる詩や文学もすべて
接合した厳格な楷書で書かれてますから。

事実、この講座の添削では接合してないと注意された。

NHKの検定受けてる人は楷書課題は接合した方がいいと思う。

糸偏の書き方

糸偏は「糸」で書くのが基本。と思いがちですがペン字では圧倒的に下が点々になってる書き方が使われます。

上の四つの手本で見ても「糸」で書かれたのは
厳格な「基礎からのペン字レッスン」でさえ「細」「紅」の2つだけ。

両字とも、つくりが小さいからですね。

ポケット ペン字字典では「編」「維」など5つほど。

狩田、和田本では全部点々型です。

糸偏の字

むしろ気になったのは一画目の「く」の部分、活字では2画のように書かれてて
蓑輪先生以外の手本でも活字風に書かれてる。

石川先生の手本だと分離までしてる。

三画目の点も右斜め、左斜めのバリエーションがある。

結局、気分の問題でどれかが正しいわけでもないですが
書くのは点々のほうが楽です。「糸」はバランスが意外と難しい。

同じようなのが「慈」「郷」など。蓑輪先生以外は活字風です。

ペン字 慈

似たような部分で「比」の偏が活字だと三画に見えるんですが二画です。

ペン字 比

これは手本見ても 活字風に書かれてるものはありませんでした。

が、活字しか見てないと三画で書いてしまうよ。

実際、前記事の横楷書で三画で書いてしまってた。今回見てて初めて気づいた。

木と書くか、ホと書くか

文字中の「木」も活字では木、当然「基礎からのペン字レッスン」では木で書かれてますが、これも「ホ」で書かれることのほうが多い。

常用体の狩田手本で拾ってみると

ペン字 木のつく字

常用以外も含めたポケットペン字字典では

ペン字 木のつく字

「ホ」のほうが多いですね。

「深」に関しては、ここでは省略した和田先生手本も含めて
すべて木でした。

「栞」は木でしょ ポケット ペン字字典では「ホ」でしたが

「栗」は「ホ」だと「票」と紛らわしいし
「菜」も点々だらけになるので「木」のほうがいいと思う。

左右に拡がる「木」は文中で使うと邪魔になるんで「ホ」のほうが使い勝手がいいようです。

払うか、止めるか、右払い。

上の「木」のケースも当てはまるんですが
右払いをキチッと払うかどうか
楷書の文を書いてると迷うことがよくあります。

当然、活字はキチッと払ってますが

「常用漢字の六体」で見てみますと

左払いのある漢字

上段が手本の字で楷書単体では、ほぼ払ってます。

最後の列の払いが空白の「実」〜「候」は止めて書かれてます。

「様」は和田、石川手本では止めてます。

「実」「英」「喫」は手元の本ではすべて止め
払いの字は見つかりませんでしたが

厳格な「基礎からのペン字レッスン」では載ってる字すべて払いで
「歌」「探」「候」に「緑」も「康」まで払ってるので
もし載ってたら払ってたかもしれない。

法則はないですが文で払いの字が多いとツンツンして
柔らかみがなくなるんで併用でメリハリ付けるのがいいんでしょう。

これもNHKの検定では払ったほうがいいと思います。

羽の点ハネ

最近、気になっているのが羽の点の書き方。

活字では両方「ン」っぽいのが並んでますが
「学習」を書こうとして調べたら

羽のつく漢字

字典の上段、狩田手本 下段、石川手本では最後のハネが止めで
右下がりか水平。

一方、教本の和田、蓑輪手本では活字に近い書き方。

とはいっても、この1文字ずつだけで、とにかく出てこない。
教本なんだから「習」ぐらい載っててよさそうなもんなのに
だから今まで気にすることがなかったんですね。

字典で調べると迷うけど
楷書なら活字っぽい書き方で問題ないでしょう。

書く機会もあんまりないでしょうし

 

とりあえず5つ程挙げてみましたが、基本的に一緒で

言わばプチ行書ってことなんですよね。

新字体の書写体 パターン分析

前回の旧字体に続いて新字体の書写体を覚えます。

直近の目標はNHK学園ペン字検定師範試験なんで
今回も理論問題用の推奨資料「常用漢字の六体」から

たぶん「読み」問題だけで「書き」はないと思ってんですけど

新字体の書写体だとほとんど読めるんで「書き」の可能性も否定はできない。油断できないです。

で、まずはそれでも読めなかった字をマーク。ペン字 漢字書写体

「著」は冠の書き方が変わっただけなんだけど「着」に見えた。

同じように「汚」は「汗」に見える。一度イメージ持つと呪縛される。

ここからは法則を見つけてグループ化していこう。

線が多かったり、少なかったり。

ペン字 漢字書写体

説明不要ですね。「呂」「直」は単体でも部首としても一画少ない。

点が付いたり、消えたり。

ペン字 漢字書写体

その両方・・・点画の移動。

ペン字 漢字書写体

線が伸びたり、縮んだり

ペン字 漢字書写体

ここまでは殆ど読めますね。ということは「読み」の試験には出ません
・・・でしょう。

次はいかにも出そうな 問題としても面白いグループ。

縦横並び替え

ペン字 漢字書写体 縦横変換

楽しい!。この中から一つは出るよ。

行草書風 点画の省略。

ペン字 漢字書写体

この2つは要マーク。特に最下段の4字。

ここからは細かくパーツ別に分析。

部首でも使われる基本文字。

ペン字 漢字 書写体

「分」や「正」は硬筆書写技能検定一級過去問にこのまま出てる。

「示」と上のほうで出た「生」は実は単体では書写体は載ってない。
でも部首ではよく出るんで入れときました。

部首で使う。

ペン字 漢字書写体

「卯」に点がつくと「卵」。

「望」には「亡」が入ってると改めて気づく。漢字は面白い。

ここからは部首の変換を一気に。

部首別 書写体変換の法則。

ペン字 漢字書写体

「ロ」→「ム」のグループに「銃」が紛れこんでしまった。
上の基本形では「充」の冠の無い形でまとめたんですが
「充」はこの形で覚えたほうがいいですね。

 ペン字 漢字書写体

点々のつく字が紛らわしいので整理しておく必要。

「菅」は「管」の書写体なんですね。
新字体に入ってないことも初めて知った。

ほとんど一字物の変換例。

ペン字 漢字 書写体

読めるけど書き問題だと手こずりそう。

次のグループも含めて一点物は出やすい。

その他、理屈じゃなくて丸覚え。ペン字 漢字書写体

書道では馴染みのある字も多いです。

「賓」はマイナーな字ですが硬筆書写技能検定過去問にありました。

準一級以上を受けるなら、ここに書いた字は書ける必要ありそうです。

ふ〜〜〜〜〜〜っ

やっと理論試験の三悪魔 草書体、旧字体、書写体 整理できた。

あとは 毛筆系の古典の読みや書道史。まだまだ大変。